日本リテラル・セイビフォントは、120年の歴史を持つ精美堂の歩みの中で生まれました。
時代の流れと共に製版・印刷・広告も形を変えていく中で、どの時代にも「文字(フォント)」が活き続けてきました。その技術と伝統が現在の日本リテラルを作っています。

明治29年

東京市京橋区滝山町(現・銀座6丁目)に木版彫刻所として精美堂 創立

新聞の見出しや広告用の木版を製作
文字を書く職人、文字を木に彫る職人、文字を刷る職人によって文字の印刷が完成されていた

版の文字は全て左右逆にして作成されるため、確かな技術が必要とされた
写真は木版による文字の字母版

精美堂制作の文藝春秋社「文藝春秋」 新聞広告(昭和10年)

昭和27年頃

版は木から紙へ 紙に手書きで版を制作
写真は手書きレタリングの文字で構成して作られた岩波書店「世界」新聞広告版下

紙版を基に新聞印刷の輪転機用に作られた鉛版
写真は文藝春秋社「文藝春秋」新聞広告用

昭和37年

東京都港区高輪に現社屋落成

昭和後期

版に使う文字は手書きから写真植字(写植機)へ

文字の字母をフィルム化、ガラスに焼き付けオリジナルの文字版を制作

写植オペレーターによる組版の風景(昭和40年代頃)

写植から印字した文字を手貼りでレイアウト 

昭和48年

レタリング制作会社「日本リテラル株式会社」発足
広告の見出し文字やタイトルなどを手書きレタリングで制作

昭和50~60年

レタリング見本帳 発刊
写真左から、デザイン書体(フリースタイル)用、新書体用、基本書体用

平成5年

デジタルフォント作成開始

平成7年

オリジナルフォントブランド「セイビフォント」発売

平成10年

携帯電話用デジタルビットマップフォント制作

平成28年

精美堂 創業120周年を迎える

現在

次の100年に「つなぐ」ために、新しい時代のニーズに合わせたフォントの開発や新しいコミュニケーションを創造していきます。

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